ジャニス・ジョプリンの歌うサマータイムに魂を揺さぶられた

女性ボーカルはあまり聞かない私でも、別格扱いしているシンガーはジャニス・ジョプリンだ。わずか4年程度の活動歴しかないにも関わらず、あの個性的な歌声と、27歳という若さで亡くなったというニュースを聞いた時の衝撃は、今も鮮明に心に焼き付いている。

全く別物だったサマータイム

私が最初に心を揺さぶられたのはサマータイムだ。すでにジャズのスタンダード曲になっていたこの曲が、彼女が歌うことで全く別物に生まれ変わった気がしたものだった。

ジャニス・ジョプリンのサマータイム

27歳の死が続いたあの頃

新しいアルバムへの期待が高まる1970年の10月、彼女は27歳という若さで突然亡くなった。ロサンゼルスでアルバム『パール』の録音中のことだった。

1969年から1971年の間に27歳という若さで亡くなったミュージシャンには、ブライアン・ジョーンズ、ジミ・ヘンドリックス、ジム・モリスンなどがいるが、ジャニスも彼らの仲間入りをしてしまった。ジミ、ジム、ジャニスは共に私の大好きなミュージシャンだったから、当時の私には衝撃的なできごとが続いたことになる。

ジャニスの死は Move Over で慰められた

訃報からしばらくして発売となったアルバムが『パール』だった。もう彼女の歌は聴けないものとがっかりしていた時だけに、このアルバムの登場はとってもうれしかったし慰められもした。

特に1曲目の Move Over は、その後私のお気に入りに加わった曲だ。私は原題で覚えていたので、邦題が『ジャニスの祈り』というのはずーっと知らないままでいたが、詩の内容からしてこのタイトルはふさわしくないような気がする。

この曲は彼女自身が書いた曲なので、歌詞カードを見ながら彼女の心境を推し量ってみたりもしたが、何せ英語力が乏しい上、普通の文章とは違って(スラングが多い)歌詞の意味を理解するには力量不足の私。でもそれなりに解釈していた内容は当たらずとも遠からずといったところ。何はともあれこの曲は間違いなく彼女の心境を綴ったものだ。

ロックの拠点だったソウルイート

そうそう、このアルバム自体は発売後しばらくしてから買ったはずなので、最初に聴いたのは新宿厚生年金会館前にあったロック喫茶『ソウルイート』だったと思う。私はここに度々出入りしていたので、当時発売された曲はまずはここで聴いていたのだった。それも大音量で(笑)。

この店にはフーテンをはじめユニークな人たちが集まっていて、ちょっとしたカオスな世界を作り出していた。ロックファンなら大抵の人が知っている有名な店だった。

こちらは歌詞が表示されるバージョン。

ジャニス・ジョプリンの素顔に迫るドキュメンタリー映画『ジャニス:リトル・ガール・ブルー』の予告動画はこちら。アマゾンプライムでもウォッチリストにあるのだが、現在は一時的に視聴不可となっている(理由は不明)。

Move Overのエピソードに関しては泉山真奈美氏の書いている記事を紹介しておきたい。歌詞の解釈も、ジャニスの人柄を見つめる視線も、どちらも私がもっとも共感できる内容の記事だ。

 

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